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タイガーナンパーカット

ナンパ、出会い、恋愛、性的嗜好。menonsoup@gmail.com

かわいくても彼氏が出来ない、彼女たちの「地蔵化」

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 先週末は、ランチ会に参加した。平たく言えば、昼の合コンである。

 夜の合コンと違うのは、酒に任せて「ノリの良い者が勝つ」って風潮がないのと、費用が安く済むところがメリットだと思う。それに相手が気に入ったら、そのあと遊びに誘えばいいし、そうでなかったら切り上げて、夜に望みをかけた行動ができる汎用性の高さも、僕は気に入ってる。 

 世の中に少なからずいる「合コン否定層」は大抵こう言う。「可愛い子が来るか解らない」「どんな子が来るか解らない」「だから合コンは非効率である」と。だが僕に言わせれば、それは間違ってる。「可愛い子を連れてくる人脈を構築していない方が悪い」と、いつも思う。僕はルックス絶対至上主義ではないが、自分の好みの子と引きあわせてくれる人間と仲良くなる努力を怠っているやつが「来る物件が悪い」などという受け身な文句だけは、どうにも好きになれない。そもそも幹事の背景を理解していれば、どんな子が来るかぐらい自ずと想像はつくはずだ。

 

 たとえば僕を誘った今回の幹事について。かつて多方面で、異業種交流やら、ホームパーティーを荒らした僕の人脈は、未だ残っていて、彼もそのひとり。とあるセールスマンなのだが「元モデル」という経歴にふさわしい容姿を利用して、毎度(どこから見つけてきたんだ?)というほど女性たちと、やれランチ会やら、合コンの企画を持ってくる。こういう「高確率で当たりを用意する幹事」というのは探せば、ちゃんといる。おそらく彼女たちは、彼のセールスの「見込み客」で、仕事の一環として「接待」の意味も兼ねた、ランチ会なのだと想像はつくが、だからといって僕には関係のないことだ。

 

 彼の連れてくる女性は、ある程度、共通点がある。「容姿が良い」、「気を遣える」、「名の知られた大学(主に女子大)を卒業している」、「裕福な家庭である」、そして「アラサー層であること」。さすがに全部じゃないが、大体これらの条件を複数で満たしてくる。要は「良いとこのお嬢さん」みたいな子が来る。

 念の為「容姿の良さ」について記すと、最低でも学生時代クラスで4番以内には確実に入ってただろうってぐらいの可愛いさで、最高だとモデルないしは、その経験者が来る。

 そして最後に、そんな彼女たちは年齢柄もあって「次の相手」には結婚を意識した交際を望んでいることが多い。

 なのに1年以上、彼氏がいないなんてザラだ。

 

 人によっては「良い物件」なんだろうな、と思う。書いた本人だって、何も知らなければそうであることに気づいて今、苦笑している。しかし当然だけど、アウトラインや、スペックが魅力を保証するわけではない。

 事実、お嬢さん方は、往々にして会話に受け身なことが多く、こちらが話題を提供しないとトークが回らない。さらには、おとなしい彼女たちのトークは平坦というか常識的な回答が多い。そういう凡庸な答えを、いじって「あたかも面白い答え」に変換させることには慣れてるけど、作業感は否めない。

 それでも毎回、誘われる度、ホイホイ参加してしまうのは、やはり「容姿の整っている女性と落ち着いて、和める環境」というのは有り難いというのもあるし(もしかしたら次こそ、面白い子が来るかもしれない!)という、わずかな願望を込めつつ来てるところがある。それが叶わないと気づくや毎度「お遊び対象」に変えて見てしまう。

 

 まぁ僕みたいなゲス男の考えはともかく、この子たちは間違いなく「彼氏が欲しい」という目的で参加してきているはずなんだ。けれども僕は、この幹事が連れてくる可愛い女性たちに対して、ただの一度も「彼女にしたいな」と思って、アプローチしたことがない。

 それは話がつまらないから、というのもあるんだけど、それよりも、彼女たちから愛嬌はあっても「合コンに参加はしてるけど、こんな男性が好き」というメッセージ的な感情を受け取ることができないからだ。

 

 たとえば彼女らに対して「好きな男性の好みは?」と訊くと「よくわからない」とか「優しい人」とか「ふつうの人」みたいな、まるで何も考えてなかったかのような答えが、ほぼ100%とも言っていいぐらいに返ってくる。まぁ合コンなんて、そんなものなんですかね? あるいは女性だから?

 しかし本当に「何も考えてない」のだとしたら、すごい問題だ。そして実際、すごい問題なんだと思う。

 

 何故、そう思ってしまうのかというと、彼女たちから、今まで多くの男からデートの誘われてきた話をよく聞くからだ。聞く限り、あまり断らず、総受けしてるんじゃないかと思うぐらいだ。本当に「ふつうで優しい人」で良いならば、そのうちの誰かと上手くいってしかるべきじゃないか。

 

 しかしながら「今もひとり」なのは、なぜか?

  僕が彼女たちの経験談を聞いてきたのは、だいたい、いつもこんなパターンだ。

 

 数回デートした。/良い人だと思う。/告白はされてないけど、たぶん私に気があるのは間違いない。/だけど、この人でいいのかしら?/それで、ある時、言葉か、行動か、踏み込んだアプローチをされた。/年齢もあるし、次は遊びじゃいられない。/真剣に付き合いたい。/迷いたい。/すこし時間をちょうだい。/男からの返答「わかった。また次、さそうね」/それで連絡が来なくなったの。

 

 こういう話を聞く度「この子たちは地蔵化してるんだろうな」と思う。地蔵というのは、街ゆく女性に声をかけられずに、その場で硬直してしまうナンパ用語のことで、こうなってしまう原因としては、いわゆる「ビビリ」によるものが代表的だと思うんだけど、そのほかに「対象を選びきれずに、その場にたたずんでしまう」ものもある。こちらは「選び地蔵」と呼ばれるようだ。

 

 僕は、ナンパに限らず、恋愛における「選び地蔵」というのは、すごくあるな、と以前から考えていて、たとえば「可愛い彼女が欲しいんだけど、中途半端なところで妥協したくない」みたいなことを言って、もう3年間も彼女ナシの馬鹿野郎が、僕の知り合いにいるんだけど、彼は立派な「選び地蔵」だ。

 その馬鹿野郎が、馬鹿野郎たりえるのは「可愛い」という外見の判断基準は、ある程度で止めておかないと際限がないにも関わらず、とめどなくなって結局なにもできなくなっている様子が見て取れるからだ。

 このように、ナンパでの「選び地蔵」であれば、その時間だけの出来事で済むが、恋愛での「選び地蔵」が問題なのは、恋人を作るチャンスをスルーし続けていることに、本人が無自覚な点にある。

 たぶん、彼の望みは「ヤングジャンプ」のグラビアの中にしかいない。

 

 そして、それは「ランチ会」に来る女性たちを見ていても、そうだ。かつて20代前半だった頃は、おそらく彼女たちは勢いもあったし、交際へのハードルも高くなかったんだと思う。だが、年齢や、将来のことを考えて、次第に新しい恋のスタートに二の足を踏み始める。慎重になる。

 

 しかし、男側から言わせてもらうと数回デートをして、交際までに、さらに時間がかかりそうと感じたら「損切り」を検討する。(30近くなって、また時間をかけて、ひとりの子をアプローチし続けるとか、手をつなぐとか、キスとか、距離の探り合いをするのは大変だ)と思う。まだ交際のOKはもらえてない相手を想い続けなければいけないのか。マイルドな表現をすると「諦める」でもいい。

 

 だからデートをした男性から後日、連絡が来なくなる。

 

 しかし、彼女たちにとって「男に損切りされ続けてきた」という自覚はない。

 

「あの人とは縁がなかったの」という伝え方を、僕にする。

 

 きっと本当に、そう思っているのだろう。

 

 だから「時間をちょうだい」といって、せっかく来た男と踏み込みきれない、決断力のなさこそが、ひとりの原因なんじゃないかなと、僕は彼女たちの「地蔵」ぶりに対して、そんな感想を抱いたりしている。当然のように、この子たちは「待ち」しか戦法がなく、自分から男性にアプローチすることは、まず無い。

 見た目は悪くない分、相手は来るし、それで一見、成り立つのだ。

 もっとも「迷うのは好きじゃなかった証拠」とか「諦める男はその程度」という反論もあるだろう。それをハッキリ言えて行動できる人は、きっと「選び地蔵」なんかじゃないのだろう。 

 言っておくと、これは「いい年をして、顔も性格も悪くないのに、彼氏が出来ないのは女の子には、そういう原因があると思う」って僕の「ランチ会」における所感だ。

 

 さて、こういう「恋愛における選び地蔵は、どうしたら治せるか」ということで結ぼうとしたが、結局こういうのは気づくか気づかないかの問題でしかないと思う。だから代わりに、こんな「選び地蔵」に陥らない方法について考えてみたんだけど、やはり「自分の異性の好みを、ある程度、知っておくこと」なんじゃないかな。

 

  上にも書いた「好きな男性のタイプは?」の質問についても内心、答えを秘めているんだったら別にいいんだけど、さすがにアラサーともなれば、男性との交際経験はなくはないだろうし、そのなかで自分の好みの傾向はつかめるはずだ。あるいは、それが解らなかったとしても、過去の彼氏の「こういうところが好きだった」ぐらいはあるはずだ。どれもないっていうなら、そもそも別の問題だ。

 

 反対に「私は、どんなタイプの男が好きか解らないけど、いつも感性で決めてきた」っていうなら、全く問題ないんだけど、そもそも「感性で決めきれないから長い間、ひとり」っていうのが「選び地蔵」の特徴だから。無論、新たなタイプを好きになるって今後も有り得るだろうけど、それはさておき「今まで好きになった男たち」のことを考えれば「これから自分が一緒にいたい男性」のヒントにはなるような気がする。迷い続けないための。

 

 まして結婚とか意識するような年齢であるなら「永久就職」とか、就職に例えられるぐらいなんだから、自分が好きになる男の傾向ぐらいは知っておいても良いと個人的には思うんだけどね。

 どうにも「行きたい業界もわからないまま、就活してる」みたいなイメージを、ランチ会に来る彼女たちに対して、いつも感じてしまう。

 

 だけど「そんなこと言われても、もう、どんな男を好きになったらいいか解らない!」って迷いすぎちゃった女子が、もしいるなら、たとえば、このブログのヘッダーにあるメールアドレスに連絡してみたらどうかな? きっと、とびきりとまでは言わないけれど、そこそこ良い男が来ると思うよ。

 

 なんてね。