デートに使える東京都内のおいしいラーメン屋 15店紹介
僕のID、menonsoup。ラーメン好きに由来している。どれぐらい好きかと言えば、昨年は300杯ほど食べた実績。
ラオタ*1のなかでは、300杯という数字は「まあ一般人*2にしては頑張ってるほう」と言う程度で、ドラゴンボールの強さでいえぱ、天津飯ぐらいの位置だろう。上のほうになると年700杯超とかいうのが一般人でも普通にいて「そんなに食べて、ふだん仕事なにしてるんスか?」と、思わず敬語になるヒエラルキーが発生している。まあ、そういう世界だ。
そんな僕だから、女の子をデートに誘う時「ラーメン好き」を異常にアピールするし、女の子の住んでいる最寄駅を聞くなり「ああ(有名店)がある場所だね」と答えられるという心底どうでもいい特技を持っている。
しかし、そんな経験上、言わせてもらえれば、女の子は意外とラーメンが好きだ。たぶん、かなり好きだ。
今でこそバリエーションが増えたが、最初のころ、僕が女の子をデートに誘う時、端的には「オレ、ラーメン好き/キミ、街、近く、おいしいラーメン屋、知ってる/イッショ、行こう亅としか言ってなかった。原始人か。ワンパターンだった。
だが、あえて言おう。これが思った以上にOKをもらえる。
それは何故なのだろう? 今は色々な場所で「女子おひとりさま」も恥ずかしくない風潮になってきたが、やはり(1人でラーメン屋なんて…)というのもあるし、女子同士で集まれば、イタリアンや、カフェが、中心となって、あとは長時問いられる居酒屋ですかね? ラーメンは嫌いじゃないけど、女子にとっては「外食で、わざわざラーメンなんて」という考えなのだろう。
そこを「逆に、ラーメン屋いかない?」と突くのである。この意外性。
もちろんツッコミは想定している。「ラーメン屋に誘うなんて私を軽くみてるんじゃないの?」と女子は思うんじゃないか? というもの。NO。僕はそれまでに「異常なラーメン好き」の自分をアピールしている。「異常なラーメン好き亅が「ラーメンを食べよう」という誘いをするのは、当然の行動だ。彼女も「なんかラーメン詳しい人が、おいしいラーメンに連れていってくれるみたいだから行こっか」って感じだ。
あとは「ラーメン屋なんて、長居できないじゃないか」という意見。それは、もっともなので、ラーメンは前哨戦で、食後に「終わるの早いから、ちょっとお茶かお酒でもどう?」と誘う。これが断られたことがない。そんなわけで、あくまでラーメンを足がかりに作戦を立てていくのだ。しかも最初にお腹にいれておけぱ、居酒屋だって安く済むっていうメリットもあるんだ、実は。
というわけで、都内でデートに使えるラーメン屋を紹介する。こういうところが今回の観点だ。
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まあ、これら全てをカバーしている店なんてないので、その辺はメリットとデメリットを取捨選択してほしい。それから「女性と入りやすい」または「女性とデートついでに食べられる店」というのが目的なので「空間とか雰囲気メイン」を優先している。味については、そもそも人の舌なんて千差万別だから、不満だったら謝る。
でも、後で女性と「マズかったよね」って笑うのも良い思い出になると思うよ。私見だけど。
1.九月堂(渋谷)
渋谷でラーメンデートをするなら、たぶん鉄板。店内は白基調のカフェと思うほど綺麗。ラーメン自体は。結構オーソドックスで高品質な醤油ラーメン。しかし長所は「甘味処」も兼ねていることで、ラーメンを食べた後に、甘いものが後で食べられるというオマケ属性効果がでかい。甘味といってもアイスだけど。ある程度の長居は可能。
弱点は、駅から若干、遠いことで、坂を上って渋谷と原宿の間にある。代々木公園デートの帰りなどが吉。
2.AFURI(恵比寿・原宿・麻布十番・中目黒)
塩ラーメンで有名なAFURI。つけ麺もなかなか美味しい。恵比寿と原宿に支店があって、どっちもカウンターなので、やや窮屈な思いをするかもしれないが、店内は非常に綺麗で、空間が不快になることはない。万人受けして作ってる気がする。終電間際の恵比寿店は、飮んだおじさんが多くなって混雑するので、あまり勧められない。個人的には原宿のほうが雰囲気は良いと感じたが、日中ならば恵比寿も悪くはない。中目黒と麻布は未訪問。
● AFURI 阿夫利 あふり - 恵比寿/ラーメン [食べログ]
● AFURI 原宿 阿夫利 あふり - 原宿/ラーメン [食べログ]
● AFURI 中目黒 阿夫利 あふり - 中目黒/ラーメン [食べログ]
● AFURI 麻布十番店 阿夫利 - 麻布十番/ラーメン [食べログ]
3.塩逸品五代目けいすけ(新宿)
考えたんだけど、新宿にはデートに適したラーメン屋がない、という結論になりつつある。駅前の海神は行列があるし、狭い。五ノ神製作所は、女性向けで一番すすめたいのだが、並ぶ時間が長すぎる。竹虎は、並ぶことが多い上に、歌舞伎町のど真ん中にあるので、なかなか女性とは歩きづらい(特に、あの近辺を歩くことを怖がる女性が多い)。あえていうと、ここじゃないでしょうか。東口に直結したルミネの上という、立地は非常に良い。
店内は白基調で綺麗。燻製の煙が込められたかたちで、ラーメンがきて、蓋を開くと「ぶわっ」と煙が広がるというエンターテインメントは、なかなかデート向きだと思う。なお、この燻製に使われるチップは毎日、変わる。デザートのプリンもなかなか美味しい。昼時は少し並ぶ。
※ 11/01追記 「五代目けいすけ」は、ブランドチェンジにより休止したと告知がありました。残念です。
● 塩逸品 五代目けいすけ@新宿(東京) : 五代目けいすけ[食べログ]
■ web@keisuke東京らーめんけいすけオフィシャルホームページ
4.麺や 庄の gotsubo(新宿御苑前)
女性ウケを狙いの「ベジつけ麺」というイロドリ鮮やかな麺を出す。狭いながらも店内はとても綺麗で、アンチョビのつけ汁も非常においしいと思う。オススメ!と言いたいのだが、新宿御苑は、やはり非常に遠いので、デートとしてはチョット厳しいかな、と思う。味は確実なので、御苑デートのついでとか、お近くにいたら。
それから写真の野菜は季節ごとに変わるらしいので、この通りではないはず。
5.黄金の塩らあ麺 Due Italian (市ヶ谷・汐留)
市ヶ谷にあるレコード会社の女の子とデートした時に大変、好評だった店。女性客が8割を占めるというのが店のうたい文句。店の内装も、ラーメン自体も「美しい」という感想しか出てこない。ただ量は少なく、若い男性には物足りないが、女子のお腹にはこれで良いらしい。替玉もできるうえに、麺の種類を選べるというこだわり。「こんにゃく麺」という、ローカロリーな選択肢がある。
実は、本店の市ヶ谷は、駅から遠く、店も狭い。オススメは汐留。もうラーメン屋に見えない(写真右)。
● ドゥエ イタリアン Due Italian - 市ヶ谷/ラーメン [食べログ]
● ドゥエ イタリアン シオサイト Due Italian - 新橋/ラーメン [食べログ]
■ 黄金の塩らぁ麺 DueItalian[ドゥエイタリアン]
6.BASSOドリルマン(池袋)
女の子に「どんなラーメンが好き?」と聞くと、意外と「豚骨」って返答がくることが多くて、そういう子が埼玉県民だったりすると、たいていドリルマンに連れてい<。ここだけは今回あげたリスト群と大きく違っていて、大勝軒系列で働いた御主人が自家製の極太麺で、豚骨魚介醤油で、ワシワシ食べるという男らしい、つけ麺がメイン。もちろんラーメンもある。店内は、黒基調で、シックに広くまとまっている。
かなりの制約がある。まず。駅から異常に遠い。女の子の足なら、約15分は歩く。だから、よほどラーメン好きの女の子じゃないと連れて行けない。「え? 池袋の、こんな奥地にあるの?」つていう隠れ家的な場所であることも、この店の魅力なんだけど、その魅力はラオタ内でしか通じてない。あと、こんな場所でも並ぶほど有名なので、たいていは「楽しみだね~」と連れてきた女の子に対して、待ち時間、僕の大したことないトークカが炸裂する場所でもある。
でも。誘った女の子は。みんな二コニコして待っててくれた思い出しかないので、僕のなかの埼玉の女の子は「みんな良い子」という印象が、すっかりついている。この思い出を語るために今回、挙げたようなものだ。
池袋だからといって、あえて「俺の空」にいかないのが通。
● BASSO ドリルマン ばっそ どりるまん - 池袋/ラーメン [食べログ]
■ つけ麺・中華そば「BASSO ドリルマン」オフィシャルサイト
7.五行(西麻布)
五行は、やはり外せない。上記の条件なら、全てにハマっているのではなかろうか。バーのような暗い店内と。お酒があり、(店によっては)朝まで営業しているという点が、もはやラーメン屋ではなく、お酒メイン補佐ラーメンに近い。
焦がし味噌が有名。慣れると「ああ、これね」というものでしかないが、初めて食べると「へえ」と感心する。ここでのポイントは「スープが熱い」ということで。猫舌の女の子に「ふーふー」してあげるという行為が可能。ここで、僕はもう10人以上の女の子の餤越しにふーふーした実績がある。ふーふーしてあげようかって言いたいがために連れていってる。
● 五行 西麻布店 ごぎょう - 乃木坂/ラーメン [食べログ]
8.ラーメンゼロPLUS (表参道)
表参道ヒルズ内にある「調味料を使わないでラーメンを作る」というコンセプトのお店。実際は、海産物からわき出る塩の味。つけ麺だけは塩ダレを使う。表参道デートにはいいのだが、土日に行くと、まず結構な確率で並ぶのが今回の条件にハマらない。だいたい長くて20分程度。平日でも、ランチタイムはちょっと並ぶみたい。
● ラーメンゼロ PLUS - 表参道/ラーメン [食べログ]
■ ラーメンゼロプラス 表参道ヒルズ店 | らーめん専門店 せたが屋 -店舗紹介-
9.一風堂COMBO蕎麦STYLE (表参道)
ラーメンで有名な一風堂が、日本蕎麦の有名な製麺所と手を組んで、表参道に試験的に出しているお店。だから厳密には、ラーメン屋ではなく、日本蕎麦のお店で、しかもラーメン屋(一風堂)のなかに。そういうスペースがあるって感じ。ただしスープは、ラーメンのものを改良して出しているところが、面白い。パクチー蕎麦なんて、ここ以外で見たことがない。暗いバーみたいな内装で、ここもお酒メイン。日本蕎麦をシメに食べられる感じ。もちろん蕎麦だけでもOK。雰囲気が良くて穴場。
関連ランキング:そば(蕎麦) | 表参道駅、外苑前駅、明治神宮前駅
10. RAMEN DINING JinGu (明治神宮前)
表参道ヒルズから比較的近い、牛骨ラーメンの店。牛骨には、豚骨とは、また違った魅力がある。「こってり」と「あっさり」のスープが選べるが、個人的には「あっさり」がオススメ。ここも店内が綺麗で。白基調。お酒も少しある。ローストビーフを麺に巻きつけて食べるのは至福の幸せがある。意味かぶってますね。
「ほぼ無休」と書いておきながら、不意打ちで臨時休業する悪癖があり、それは「ほぼ亅というには若干、多い。
● ラーメンダイニングJingu RAMEN DINING JinGu - 明治神宮前/ラーメン [食べログ]
■ 原宿 ラーメン | 牛骨スープがおいしい原宿ラーメンJinGu
11.ラァメン家 69’N’ ROLL ONE(赤坂)
町田で行列を作っていた有名店が赤坂に移転。都心に近いうえに、店も非常にキレイで、広くなった。自分は夜しか行ってないが、オフィスレディも多く見かける気がする。町田時代は、1日100食限定とか、店内写メ禁止といった厳しいルールがあったが、移転してから、あまりうるさく言われなくなったようだ。
ラーメン自体は、繊細な細麺による醤油と塩とつけ麺で、この近辺での新星だと思っている。
● らぁめん家 ロックンロールワン 赤坂本店 69NROLL ONE - 赤坂見附/ラーメン [食べログ]
12.ソラノイロ(麹町)
一風堂でゼネラルマネージャーを務めていた主人が、自らの地位を捨てて、立ち上げた独立店。やはり非常にオシャレな店内で、近隣で働くOLたちの憩いの場となるほどのラーメン屋。ここでのメインは高品質な醤油ラーメンだが、女子ウケしてるのは「ベジソバ」という、ニンジンを練り込んだ平麺のラーメン。ポタージュみたいな感じ。お酒や、おつまみも多少ある。
● ソラノイロ ソラノイロ japanese soup noodle free style - 麹町/ラーメン [食べログ]
■ ソラノイロ@麹町店主 宮崎千尋のfree styleブログ!!
13.楽観(立川)
西麻布で行列を抱えていた人気店であったにも関わらず「混んできて迷惑だと思った」という理由で立川に移転した。ハイレベルな醤油と、塩。店内は白基調で、日光が差し込む、落ち着いた店内。だいたい並ばず入れる。僕は昼に使い、そのついでに昭和記念公園を女の子と歩くような、のどかなデートをしたことがある。またしたい。
14.らーめん愉悦処 鏡花(立川)
立川の逆側にある同じく醤油ラーメンがメインの店。ただし楽観は、カタメの細麺と、エッジの立った醤油スープであるのに対し、ここは喉にスルリと入るような自然な飲み口が特徴。店内は、楽観とは対照的に暗く、夜にムーディーに食べるといった使い方ができる。夏限定のかき氷は好評だったけど、来年もやるのか早くも気になる。
15.胡心房(町田)
横浜線の町田駅から、3~4分程度歩いたところにある人気店。そこそこの行列があるんだけど、ここは女性店主と、女性店員しかいないという、女子ウケを狙いまくったところにコンセプトがあるのが魅力。内装も含め、柔らかな対応なども好感が持てる。レディースセット有。食べ終わった後のデザートも美味しいのでオススメ。
手持ちの写真がつけ麺しかなかった。
※「東が弱い」という点は筆者も自覚しています。