どうしても明日、出会いパーティーで勝ちたい男性のための完全攻略ガイド
前回、書いたとおり、今回「婚活パーティー」「恋活パーティー」といった、出会いパーティーを有利に運ぶ方法について記す。このイベントは、男20人、女20人ぐらいで集まり、2~3時間のイベント会社による司会進行の後、渡された「指名カード」に気に入った異性の名前を書き、カップルが成立するのを目指すゲームだ。
言うまでもないが「勝利」とは「自分がカップル成立すること」である。
今の出会い系イベントの主流は、街コンだと思うので、これが果たして需要があるかどうかは解らない。それでも流れてくる者がいないとは限らないため、僕なりの当時の攻略法を書く。なお、僕は4回参加して、3回のカップリング経験がある。さらに、そのうちの2回の成立相手とはセックスしていることも一応、付記しておく。
1.出会いパーティーに向いている男性
まず、どんな人間が、こういうイベントに向いているか条件を記す。1つでもあることが望ましい。もっとも、僕も当時、条件を満たしていたのは2番目ぐらいだった。
・イケメンであること他人からそう言われるぐらい整っていると良い。普通と自覚する者は、紙、服装、小物などで補正をかける。 |
・若いこと参加するイベントにもよるが、基本的に参加する男性の年齢は高い。年齢無条件だと、大抵30~40近辺であることが多く、それより若い年代。たとえば26歳前後は、それだけで強烈なアドバンテージを得られる。ただし「おっさんくさい25歳」は無論アウトである。見た目も若いことが前提。 |
・トークがうまいこと後述するが、トーク力は、もっとも重要な能力だろう。具体的には「今パッと見ただけの女性の心を、3分間でつかませる」というぐらいの話術が理想。そして、それを連続で行えるサービス精神、あるいはタフネスを持ち合わせると勝率は跳ね上がる。 |
・社会的ステータスが高いことたとえ「恋活」を目的としたパーティーでも、これは変わらない。ただし、それをアピールするにも、やはりトーク力が必要になるだろう。 |
あくまで所感による理想論である。すべてを備えている人間がいたら、そもそもパーティーに参加する必要がない、という指摘は全く持って同感だ。
2.参加すべきイベント
次に、推奨できるパーティーの種類を書こうと思う。調べてみるとわかるが、一口に「出会いパーティー」といっても様々な趣旨のものがあり、しくじるとお金と時間の損にしかならない。僕が注目していたのは、以下の3点だった。
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順に説明していこう。
20代限定を選んでいたのは、僕が当時20代だった、ということが当然あるのだけれど、個人的な所感を言わせてもらうと、パーティーに参加する、30代の女性は全体的に「食いつきにくい」傾向にある。最近の心理学によると、女性は歳をとればとるほど、性格的に慎重になりやすい傾向になるのだそうだ。つまり恋愛の相手も「選びすぎる」。いずれにせよ短時間で、30代を落とすのは無理だったな、というのが今の僕の感想だ。念のため、ゲームの攻略法としてであって、30代女性を否定しているわけではない。
あと20代といっても、開催側(企業)は人気を演出しようと「満員」を意図的に作ろうとするので、20代限定といいつつ、33歳ぐらいまでは平気でネジ込んでくる。逆に言うと、貴方が30歳より少し上でも、20代限定のパーティーに素知らぬ顔で応募をして、通る可能性があると思う。
以前「25~40歳まで」という条件で、45歳のオバチャンが来た。残念ながら、美魔女という奇跡はなかった。金を払って出会いに来たのに、オバチャンが来て、なおかつ「私が若く結婚していたら、あなたは息子ぐらいの年齢よね」という話をされると、本当に泣きたくなる。
というわけで、若い人間が来るパーティーを選ぶに越したことはない。
それから、おひとり様限定は、女の子が友達を連れてくるリスクを避けるためだ。女の子は友達同士になると、ろくでもないことをする。たとえば「えー○○ちゃん、どうするー? いい人いたー?」「う~ん、どうだろ~」「悩むぐらいなら辞めちゃって、この後パフェ食べに行こっかー」「そうだねー久しぶりに会ったしー」といった、つるんでしまうと、何故、ここに来たのかを忘れてしまうような会話を平気でする。そのため、ひとりで来てもらったほうが都合が良い。ソロで来る子は、それなりに真剣だ。
3は、個人的にはオススメだ。たまにカップル成立を建前にした、友達集めを目的とした恋活パーティーがあって、この場合、イベントが解散しても、あるいは負けても、色々な相手の連絡先を訊きまくれるような時間を許してくれる。ユルめの目的なので「友達になろうね」って感じで女の子も簡単に教えてくれる。10人以上の番ゲ工場である。
今だと「街コン友達募集」みたいなパーティーをよく見るので、非常に狙い目だろう。
3.イベントの流れ
それからイベントの内容は参加するものによって、かなり異なってくるとは思うのだが、僕が参加してきたのは、概ねこのようなものだった。2パターンほど記そう。
■ Aタイプ
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■ Bタイプ
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僕はパーティーの主催側ではないし、あれから年月も経っているが、ネットで最近の傾向を見た限り、昨今のトレンドぐらいは多少取り込んではいるようだが、根本の流れは、あまり今でも変わっていないような気がしている。
時折、スポーツ交流会のようなイベント等もあるが、今回はオーソドックスなパーティー形式での解説をしていく。
4.プロフィールカードの書き方
会場に行くと、まず自分のプロフィールを書かされる。身長・年齢・体重・趣味といった、ごくありきたりのもので、後で会話する男女で見せ合ったりして、会話のきっかけにするようなものだ。どうせ深堀りされるほどには、長い時間、会話できるわけはないので、趣味は「おや?」と気を引くものにしておくと有利になる。
僕の場合、「トライアスロン」とか「世界遺産めぐり」とか書いておくと、たいてい食いつかれる。今だから言うけど、トライアスロンなんてやったこともない。
それから「婚活」をより意識させるようなパーティーだと「学歴」「年収」を書かせる欄があるが、後で確認を求められることもなかったので、イヤな人は嘘を書いても問題ない(※当時の経験です)。年収についても、少ないと「え!?」と引くだけのセンサーしかないので、まぁ自分の年代から、世間の平均か、ちょっと上の額を書いておけば、マイナスになることはないと思う。もちろん「素の自分で勝負したい」という人は額面をどうぞ。逆に、ヘタに「20代で年収800万です」と書いても、Bで始まる2文字しか来ないので、そういうのが好きな人はどうぞ。
5.服装について
上のプログラムを見てもらえばわかるのだが、最初は2~3分で、一人の女性とマンツーマンで会話し続けることになる。
結論から言うと、3分間の会話で劇的に印象を変えることは、非常に厳しい。よほど会話に自信のある猛者なら可能なのだろうが、元来、読書好きの草食系でしかない僕にはムリだと痛感した。だから、見た目で食いつきをあげるしかない。
そもそも、こういった出会い系パーティーは見た目の要素が、かなり大きい。
成立した相手に「どうして僕を選んでくれたの?」と毎回、訊いているのだが「一番、若かった」とか「一番、見た目が好みだった」とか「オシャレだった」とかが多くて、あまり内面に触れてこないことが多い。結局、2時間程度では、女性も、どうしても外見で判断せざるを得ないのだと思う。あと僕にトークスキルがないことも原因にある。
ここで「おまえイケメンぶってるのか」というツッコミをする人もいると思うが、この手のパーティーは「女性と付き合ったことがない」どころか「魔法使い目前の童貞」という男性すらゴロゴロいて、全体的に男性の平均スペックは低いことが多い。「参加する前に、まず痩せようぜ」というクラスも普通に来る。
そこで、この場にウケる服装は、どんなものが良いかというと、全体的に「爽やか」「キレイめ」な感じが好まれやすいのではないか、という気がしている。ダメージジーンズでヒゲ面の人が成立を納めた例は、僕の参加した限りでは少なくて(※ゼロではない)、粗野な感じよりは、デニムのシャツや、チノパンで清潔に仕上げた人が成功しやすい。
それが何故なのかは、僕にもイマイチわかっていないのだけれど、出会いパーティーに来る女性は、そもそも「出会いがない」から来ているわけで、そういう女性は、崩した格好の男性よりは、まず普通で、正統派な男性を求めているのだろうな、と想像している。
また、開催日が平日の場合、スーツで行く人も多いと思うが、それはそれで無難で構わない。ただし書いたように、外見による要素は大きいため、ライバルと比べられても「ちょっとオシャレだな」の「ちょっと」は演出する必要がある。
6.3分間トークのやり方
3分間トークを20人セットで行う。3分たてば、男性は全員、席をひとりズレて、また別の女性と話す形式。それのループ。
狭いなか、約40人もの男女が一気に話し始めるので、養鶏場の朝のような騒音に包まれる。そういうわけで、お互いの声が大きくなるし、しかも3分✕20人を休みなく話し続けるのは、やってみるとわかるが、本当にキツい。
なので、ここでの基本戦術は「がんばる時と、がんばらない時の差をつける」ということになる。会った時に「お、かわいいな」とか「まぁ次があってもいいな」という自分なりの妥協ポイントを超えたら、テンション高めに話して、がんばる。会話が始まった瞬間から「ようやく、あなたの番ですね!今日ちょっと見た時から話したいと思ってたんです」と調子の良いことを言う。しかし、同じノリを続けて話しても芸がないので、相手の話し方や雰囲気から判断して、テンション高く「あなたを狙っています」という言い方と、別の相手には「実は…今日みたときから、いいなと思ってたんです」と純情っぽく言うパターンを散らばせていた。
そして、なかには、どうしても存在する「かわいくない子」を休み時間とする。「ちょっと…疲れちゃいますよね。そちらは大丈夫ですか?」と急にテンションダウンして、恐縮する感じを出して、3分間を流す。こうやって休む。
出会いパーティーに参加したことのない人間は(でも、そんなアピール、結局みんな、やってるもんじゃないの?)と思うかもしれないが、3分間トークに慣れていない初心者は、はじめから会話にブーストをかけることも、3分間というピッチを意識して話すこともできない。
7.フリートークのやり方
Aタイプの場合は、15分2セット。Bタイプの場合は、30~60分ほどのフリータイムが設けられる。ここは戦術が別れる。
まず、Aタイプから。かなり短いので、気に入った「ベスト1」「ベスト2」に、まるまる15分間、張りついて「相手は僕しかいない」とTOKIOばりのアピールをするしかない。
会話の内容は「やっぱり気になっちゃって」から始まって、笑顔で話す感じでいい。張りついている時点で、充分アピールはできている。あとは目の前の女性を喜ばせることに尽力する。
Bタイプの時は、時間に余裕があるので、気になっていた子を10分刻みで、かわるがわる話しかけるような方法を取り「お!この子はいいな!」と気に入ったら、やはり延長して張りつく方法をとる。できれば、あまり浮気はしないほうが良い。最終的に、ひとりしか選べないのだから(この人、私を選んでくれるんだな)と確信させるぐらいにまで、張りつかなければ意味はない。
最後は「今日あったなかで、君が一番いいと思ったよ」で刺す。「おまえを選ぶよ」というサイン。
例外として、Bタイプにおいてカップル成立を狙う前に、連絡先交換を狙う方法がある。「どうしても次の機会を作りたい!」という子には、あらかじめ自分の名刺や連絡先を書いたものを渡して「今日終わったら連絡してください」と伝える。ナンパ用語でいう「ブーメラン」である。 これは「カップル成立しなければ次の機会がない」という婚活業者の作ったルールを逸脱する外法なので、司会側が気づくと、すごくイヤがられる。「そういうのは止めてください」と普通に止められたりもする。だから、くれぐれもバレないよう、こっそりやること。 |
8.女性の選び方
そうして、最終的に「自分が今日一番いいと思った子」をカードに書く。その女性も、自分の名前を書いていたら、はれて「カップル成立」となるわけだ。
しかし基本的には「自分が可愛いと思っている子」を選んではいけない。「自分を気に入っている子」を選ばないと、勝てない。決して司会者の「良いと思った人の名前を書いてくださいねー」という言葉に騙されてはいけない。上にも書いたが「いいな」と思っている子がいたら、時間いっぱいまで一緒にいて、その子が「自分を選ぶんだ」というところにまで、落とし込んでおく必要がある。
もし、フリートークの時点で「(自分を)選びそうにないな」と察知したら、さっさと離脱して、次を選ばないといけない。会話における「自分の刺さり具合」。この取捨選択が何よりも大事な要素となる。繰り返すが、好きな子を選ぶのではなく、自分を好みである子を選ぶ。あるいは制限時間内に、そうさせる。
9.注意点
とても重要なことだが、この手のパーティーには、ひとりか、ふたり、高確率でサクラがいる。どんなに盛況に見えても、いる、という心地でいたほうが良い。この人種は、どの男性も選ばないで、最終的にゲームをフォールドするか、「成立」したとしても後で飛ぶので、この子を選んだ時点でバッドエンドが確定する。なので「どういう子がサクラなのか」といったパターンをつかんでおかなくてはいけない。
とはいっても、見分け方は比較的、簡単で「異常に可愛い子」がサクラである可能性が高い。その可愛さの種類も「地味だけど可愛い」ではなく「華やかな可愛さ」といったらいいのか。たとえば、24歳ぐらいで、ちょっと茶髪で、ヴィトンや、コーチなんかのブランド物のバッグを所持していて(え!? なんで、こんな可愛い子が婚活パーティーに来るの? おかしいだろ?)という違和感があれば、たぶんサクラだ。
会話をすると、特によくわかるんだけど「男が欲しくて参加したくせに、そもそも意欲的ではない」という印象を受ける。たとえば「今度○○に行きましょう」と誘ったら、イエスでも、ノーでもなく「そうですね。行けたらいいですね」と、よくわからない願望変換をかけてきたらサクラ確定といってもいい。
ただし、こういったことも「自分に刺さっているか」を判断基準にしていれば問題ないはずだ。
勘違いしないで欲しいのは「可愛い子はサクラ。可愛い子はパーティーに参加しない」というわけではない。「可愛い子はサクラである可能性も高いので、充分、注意しよう」ということ。たしかに、パーティーに参加する女性は、ルックスでいうと下~中、たまに中上、といった振り分けで、基本的に中上を狙う、という戦略がメインとなる。だが、(おそらくサクラではなかった)上も絶無ではなかった。それに男である以上、「上」を目指す気持ちは、とても良くわかる。頑張って欲しいと思う。
10.追記
今回は、自分が過去、参加した典型的だと思われる「婚活パーティー」「恋活パーティー」の形式を思い出して、記した。
ただし、普通の立食パーティー形式であった場合は以前書いた「草食系サラリーマンが月1回、新しい女性とセックスし続けてきた方法(2)」が振る舞い方としては、お役に立てるんじゃないかと思う。